2010.05.08

エアポート快特の蒲田通過

京急の蒲田付近連続立体化工事の進展に伴い、今月からのダイヤの一部改正が発表されましたが、この改正に伴って、品川・羽田直通のエアポート快特が京急蒲田を通過するとされたことに対し、、大田区が反発しているという記事がありました。別の記事には、『区は「京急に裏切られた」と憤慨し、7日に急遽(きゅうきょ)、新ダイヤに反対するための対策本部を設置。一方、区議会では松原忠義区長らの責任を追及する動きも出ており、事態は泥沼化の様相をみせている。』(産経ニュース)とまであります。

私は大田区民ですが、今回の京急のダイヤ改正案はまったく妥当なものであり、多くの羽田空港利用者にとって利便性が向上する、まさに改「正」案ではないかと思います。

そもそも大田区には、「蒲田戦記」の昔から、単に羽田空港が大田区にあるというだけで、「国際都市だ!」と『勘違い』してしまっているフシがあり、今回の京急に対する反発は、大田区民の一人として、とても見苦しく感じます。

モノレールや高速バス・タクシーなど羽田空港へのアクセス手段として手強いライバルを持つ京急からすれば、すべての東海道新幹線が停車するJR品川駅から羽田空港への直結ルートの利便性を重視するのは当然のことでしょう。空港線がターミナルまで伸びる以前は、京浜蒲田は快速特急の通過駅だったわけですし、京急からすれば「元に戻しただけ」的な感覚もひょっとしたらあるのかもしれません。

ほとんどの空港利用者はこの改正を大歓迎していると思います。区長はじめ大田区の幹部や区議の皆さんは、羽田空港も京急電鉄も大田区だけのものではないこと、ほとんどの利用者にとって蒲田は単なる通過地域に過ぎないことを理解する必要がありましょう。

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2008.03.28

20080年公示地価

今週、国土交通省から平成20年公示地価(2008年1月1日時点)が公表されました。

国土交通省土地・水資源局の公表資料によると

・平成19年1月以降の1年間の地価動向は、全国平均で見ると、住宅地及び商業地ともに2年連続で上昇となった。三大都市圏においては、平均で上昇幅が拡大したものの、都心部を中心に上昇幅が縮小した地点が現れた。また、地方圏においては、下落幅は縮小したものの、依然として下落地点が大半を占めた。
・東京圏住宅地では、平均で5.5%上昇し、2年連続して上昇。
・東京圏商業地では、平均で12.2%上昇し、3年連続して上昇。
・東京都区部住宅地は、都心回帰の動きやマンション需要、不動産投資等を背景として10%を超える上昇となったが、都区部及び都心部のそれぞれにおいて前回の上昇率を下回った。また25%を超える高い上昇率を示す地点は、港区及び渋谷区の3地点に縮小。
・港区、渋谷区、新宿区、豊島区等の高度商業地においては、30%を超える高い上昇地点が見られたが、これは景気回復が続く中、オフィス需要、不動産投資、都市再開発、地下鉄副都心線の開業期待等を背景とした賃料の上昇による収益性の向上や商業集積による繁華性の向上等が要因となったものである。しかしながら、半期ごとの地価動向を見ると、昨年後半以降、上昇率が鈍化した地点が大半。

ということです。

ちなみに当オフィスは、たまたま地価公示の標準地そのものに位置しているので、単なる入居者の立場ではありますが、その動向には興味もひとしおです。最近5年間の動向を調べてみると以下の通り。この2年間の上昇度合いが顕著ですね。
 2004年:702,000(円/m2・商業地)
 2005年:702,000 
 2006年:780,000 +11%
 2007年:977,000 +25%
 2008年:1,210,000 +23%

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2006.11.03

続・履修漏れ問題

高校生の履修漏れ問題、どうやら卒業生については「不問に付す」という決着になるようです。税金裁判のようなお金の問題なら過去に遡ることも可能だけど、時間を逆戻りさせることはできない、ということでしょうか。

この決着の仕方の是非はさておき、文部科学省の官僚や連日この問題を報道しているマスコミの人たちの中にも、ひょっとしたら自分自身が高校時代に履修漏れだった人が結構いるんじゃないかしら、と勘ぐってしまうのは、私だけではないでしょう。

ところで、報道には「暗記したり覚える量が多い、と高校生が敬遠しがちな世界史」(日経)とありますが、私の高校時代など、日本史に比べ覚える事項の少ない世界史は逆に人気科目だったように思います。浪人時代に通ったお茶の水にある予備校にはO師という世界史の超人気講師がいて、授業はいつも満席・立ち見。教壇回りには講義を録音するためのカセットレコーダーが並び、教室は熱気にあふれていたものですが、いつの間にかお荷物科目になってしまったようです。

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2006.10.28

必修科目履修漏れとレジェンド問題

突然世間を騒がせている高校の履修偽装問題、ではなく未履修問題。各紙の表現を見ると、必修科目の履修漏れ問題(朝日・日経)、必修逃れ(読売)、履修単位不足問題(毎日)、未履修問題(産経)など、まだマチマチのようです。

自分の高校時代を振り返ると、社会科で言えば、地理・世界史・日本史・倫理社会・政治経済と全員がきちんと履修していました。それが当然だったし、入試に関係なくとも学んだことは無駄ではなかったと思っていますので、当時より大学入試が易しくなっていると聞いている現在、学ぶべき時期に学ばせなかったという意味で、学校側の責任は大きいでしょう。(履修せずに卒業していった生徒達が立派な社会人としてわが国を支えていっているという現実があるのなら、そもそも学習指導要領など全く無意味だよね、とも言えるわけですが)

この問題に対し、政府は「救済措置も検討」とのことですが、安易に救済をしていいものかどうか。2点ほど気になったことがあります。

一つは、少し前に加算税の取り扱いに対する最高裁の判決が出た「ストックオプション裁判」。

ストックオプションで得た利益を税務署の指導に従って一時所得として申告した納税者に対し、課税庁が突如見解を変更して、給与所得に当たるとして過去に遡って追徴課税した問題ですが、その際に「給与所得として申告し納税した者との間に著しい不公平を生ずることになり、かえって正義に反する事態が生ずるといわざるを得ない」というのが裁判所の言い分でした。これに倣えば今回の問題も、「卒業前の生徒はもちろん、過去に単位不足のまま卒業した生徒にも遡及して不足単位を履修させなければ、きちんと履修した生徒との間に著しい不公平を生ずることになり、正義に反する事態が生ずるといわざるを得ない」となりますね。

もう一つは、日本の会計基準が国際的に通用しないことを明らかにせざるを得なかった「レジェンド問題」。

これにより日本の会計基準による財務諸表の信頼性が失われたわけですが、今回の履修漏れ問題を生徒の救済を優先して安易に決着させちゃうと、日本の高校卒業資格の国際的な信頼性が将来にわたって失われてしまうのではないか、という危惧が生じます。留学希望者が外国の学校に卒業証明書などを提示する際に、「なおこの履修証明は国際的に通用する基準とは異なる」という警句(レジェンド)を付さなければならなくなったりして。

とはいえ、議員やタレントなど著名人の学歴詐称なども深く追求する国柄ですから、きっときちんとした対応がなされることでありましょう。

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2006.06.19

サッカー 猛暑での試合

昨夜はワールドカップの対クロアチア戦。日曜の夜という観戦するには絶好の時間帯だったので、一杯やりながらテレビの前で応援です。

素人なので試合内容については触れませんが、気になったのは、第1戦の対オーストラリア戦と同じく、この試合も猛暑の中での試合だったこと。

スポーツニュースなどで流れる他国の試合を見ていると、選手達が涼しげな環境で軽快にプレーしている印象があるので、消耗しながら汗みどろで走り回る日本代表のメンバーが、まるで(ナイターで洗練されたプレーを見せるプロ野球選手に対する)甲子園の高校球児のように見えてしまいました。

クジ運でも悪かったのかと思っていたら、「1次リーグ3試合中2試合が現地時間午後3時スタートは日本だけ」とのこと。どうやら日本でのテレビ放映に合わせるため、もともとはもっと遅かった対オーストラリア・クロアチアの2試合の試合開始時刻を、わざわざ暑い時間帯に変更したようです。

もっとも対戦相手にとっても条件は同じですから、試合結果が実力をあらわしていることに変わりないでしょうが、もう少しいい環境下で試合をさせてあげたかった気もします。

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2004.10.05

ウエブサイトのリニューアル

当事務所のウエブサイトのリニューアルを行いました。
といっても、トップページのレイアウトをちょっと変えただけですが。

実は以前のトップページ、アップルのMacのブラウザーで見るとレイアウトがぐちゃぐちゃになってしまって、改善せねば、と思っていたのです。作成に使ったソフトは「Adobe GoLive CS」。昔購入したまま放ってあった旧バージョンがちょうど手許にあったので、アップグレードして使用しました。今まで使っていた「ホームページビルダー」よりかなり難しいと聞いていたのですが、凝ったページを作るわけではないので何とかなりました。(写真はアップグレード専用パッケージ)

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