2010.04.27

10年前の顧客ID

先日、事務所のPCが1台不調になったので、ついに買い換えねばならぬか、と代替機を探し、キャンペーン中で格安の日本HPのデスクトップ機を発見、オンラインで発注をかけました。

その際の顧客情報登録の場面で、ログインIDとして自分のメールアドレスを登録しようとしたら、「そのIDは既に他人によって使われています」旨のメッセージが。

HPで購入するのは初めてなので、「えっ? いったい誰が?」と慌てましたが、しばし考え、「もしや」と10年前にコンパック機を購入したことを思い出し、その時のメモを捜し出して確認したら、やはりそう。そのアドレスはコンパックのサイトからの購入時に自分自身が使用、登録していたのでした。

早速10年前のメモに従いIDとパスワードを打ち込んでみると、ちゃんと自分の住所氏名が出てきます。コンパックからHPへ、しっかりと顧客情報が引き継がれていたのでした。

考えてみれば当たり前の話ですが、買収・合併等で再編が激しいIT業界、自分の顧客情報が回り回ってどこへ引き継がれているのか、もはや顧客側では把握しきれないケースも多々あるでしょう。今回はコンパックとHPというわかりやすい関係でしたが、マイナーなメーカーだったら全く気づかないかもしれません。

10年前のメモを残しておいてよかったと思うと同時に、顧客側でも不要となった登録情報はその都度削除していく必要もあるかなと感じました。

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2009.10.08

VAIOの新モデル

ソニーがノートパソコンVAIOの秋冬モデルを発表というニュースがありました。中でも新製品「VAIO X」は、薄いボディに長時間駆動と、惹かれる部分があります。

しかし何といってもソニーの新製品です。シリーズの初代機は、やはりちょっと我慢して様子を見た方がいいかもしれません。(以前、ソニーがPDAに参入したときに、初代の「クリエ」を買って痛い目に遭いました)

と言いながらも実は今年の春、同じVAIOの、当時の新製品である「VAIO type P」が気になって、結局は発売数ヶ月で入手してしまっていたのでした。

この「P」は、ネットブックのようなコンパクトなサイズで、持ち歩くには便利。まさかCMのようにジーンズの尻ポケットには入れませんが、サードパーティ製の専用ケースカバーがいろいろ出ていて、好みのものを選ぶことができます。ハード的にはSSDドライブを搭載して無音・無振動、FOMAの通信モジュールを入れれば外出先でも高速データ通信が可能です。

欠点は、1600×768ドットという高解像度のウルトラワイド液晶を搭載していることと引き替えに、文字が小さいこと。中年以上の人は要注意です。写真や他人のレビューではなく、必ず実物で自分の目でチェックしましょう。

もう一つの欠点は、OSがVistaのせいか起動にやたらと時間がかかること。これにはメーカーも苦慮したのか、私が購入してしばらくしてから、動作が軽いXP搭載機をラインナップに加えました。

写真は、ブックカバーのようなケースに入れた本体(左)を、ほぼ日手帳のカズン(A5サイズ)と並べたところです。そういえば、そろそろ手帳のシーズンですね。

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2008.08.07

ストリートビューと財産評価

グーグルがが提供しているサービスに「Googleマップ」という地図サービスがありますが、ここに「ストリートビュー」という新しい機能が加わりました。街角で繰り広げられるさまざまな人間模様まで写り込んでいて、プライバシー問題にまで発展しかねない、という報道もありますが、それはここでは触れません。

この機能、我々の業務上の使い道として重宝しそうなのが、資産税がらみの仕事です。例えば相続税や贈与税の財産評価にあたって、評価対象が不動産の場合、図面などのチェックと同時に、現地を訪れて実際の状況を目で確認する、というのが一般的なのですが、その予備調査のツールとして、「ストリートビュー」機能は結構使えます。また、現地を確認するまでもない簡単な税務相談などの場合、お客さんと一緒に画面を見ながら宅地の利用状況のヒアリングをするという使い方も広まりそうです。

それ以外にも、不動産売買や賃貸契約の取引に際して、物件の状況や近隣の雰囲気を知る上でもかなり役立ちそうで、不動産屋さんのカウンターでは、PC上で「ストリートビュー」を開きながら物件の机上説明を受ける、という光景がこれからは一般的になっていくかもしれません。

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2008.02.09

egwordが販売終了

先月、アップルが、本体の薄さを売りにした新製品ノートブック「MacBook Air」を発表しましたが、Mac関連では、それよりも気になったニュースがありました。

日本におけるMacintoshの黎明期から、Macの日本語環境の向上をリードしてきたエルゴソフト社が、Mac用日本語ワープロの代表である「EGWord」の販売を終了した、という知らせです。(EGWordだけでなく、パッケージソフト事業そのものの終了を決定したとのこと)

私が初めてMacを手に入れたとき、まず最初に購入したソフトも「EG word」でした。その後のパソコン通信時代には通信ソフトの「EGTalk」にもお世話になりました。「EGWord」は、インテルマックにも素早く対応し、使い勝手も含めて、高く評価されていたと思うのですが。

ビジネスとしての判断はまた別の問題ということなのでしょうが、ちょっとさびしいニュースでした。

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2007.09.07

Podcast

アップルが、iPodシリーズの新製品を発表しました。その中でも注目が「iPod touch」。話題の「iPhone」から電話機能を取り外しただけのような形状に見えますが、実際にどのような機能・使い勝手のものなのか、興味あるところです。

私の場合3台のiPodを持っているのですが、使う頻度が高いのは軽くて小さい「iPod nano」(2世代目)です。これにPodcastをダウンロードして移動時に聴いているわけですが、ビジネス系では伊藤洋一氏の「ビジネストレンド」と「Round Up World Now!」が聴きやすくてオススメです。

先日その伊藤氏が、電子マネーを取り上げた番組の中で、「クレジットカードが使えるタクシーが増えているのはありがたいことだが、客がカードで支払うとカード手数料が運転手負担となる。これはいかがなものか」という趣旨のことを話していました。

ちょうど先月、貯まったマイルで土日にタダで北海道まで行ってきて、マイルの威力に参ったところだったので、「これからの時代、決済はカードだよな。」と思っていたところにそういう話を聞き、複雑な気分になりました。

早速タクシーに乗った際に運転手さんに尋ねてみると、「そういえば何とかという名目で、給料から引かれてますよねえ。でも現金を持ち歩かないお客さんもいますからカード決済は必要だしね。まあ、会社の方針だから仕方ないですねえ。」と、諦めの境地です。

商品やサービスの提供者側に立てば、カード手数料がバカにならないことはわかりますが、タクシーの例で言えば、それはタクシー会社がコストとして吸収すべきものであって、乗務員に負担させるのは、やはり筋違いというものでしょう。

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2007.04.12

オフィシャルユーザーズカード

春なので、というわけではないのですが、年度替わりをきっかけに、少しずつ古い雑誌の処分や溜まった書類の整理をしています。

そんな中で出てきた二枚のカード。
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一枚は、ロータスのオフィシャルユーザーズカード。「ロータススーパーオフィス」を買った頃にユーザー登録した際に送られてきた懐かしい代物です。もう一枚は、マイクロソフトのオフィシャルユーザーズカード。こちらは「MAC版のエクセルVer.4.0」を買った頃のやつ。

・・・ここまで書いてから、もしや、と思ってファイルを探したら、やはりありました、赤地に白いJのマークが印刷されたジャストシステムユーザーズカードも! これは「一太郎dash」の登録時に発行されたものでした。

どれも10年以上前のカードですが、当時はこういうカードの発行が流行っていたんですね。ジャストシステムからは、今もこのユーザー番号できちんとバージョンアップの案内が届きますが、その後音沙汰なしのあとの二社では、登録情報はどのように管理されているのでしょうかねえ。

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2007.04.10

XPで十分?

4月になったからというわけではないですが、PCを入れ替えました。従来のマシンが買ってから4年近く経過し、起動にも時間がかかるようになりましたし、いろいろ入れたソフトでごちゃごちゃしてきたので、ソフトも少し整理することにしました。

メーカーはDELL。最近のPCは新OSのVista搭載機がほとんどですが、まだ不安定だという話を聞きますし、XPでもクラシックスタイルで使っている私にはVistaを店頭で触ってみても違和感がありました。使い勝手が変わるのもめんどうだし、ビジネス用途には安定しているXPで十分と考え、今ならまだ手に入るWindowsXP搭載機を敢えて選択。ついでにモニターも大型の24インチにしました。

今まで同様に17インチモニターとデュアルディスプレイ環境にしたのですが、24インチともなると単独でA4縦型書類が2枚並べて表示可能ですから、事務系の作業には最適です。このモニターも2系統入力対応なので、空いている入力端子はMac miniに接続、Macでも広いモニター環境が手に入りました。
070410

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2006.12.18

Gmail Widget

一つのメールアドレスを長く使っていると、さまざまなspamメール、いわゆる迷惑メールが届きます。

何種類か使い分けているアドレスのうち最も古くから使っているアドレスに、一日に100通以上のspamメールが届くようになり、大切な連絡メールを見落としがちになってきました。

解決策の一つとして採っているのが、すべてのメールをGmailに転送し、Gmailのスパムフィルターを使って必要なメールを選り分ける方法です。

このとき便利なのが、Macのウィジェットの一つであるGmailチェックツールの「Gmail Widget」。ワンクリックで必要なメールのヘッダーが表示されるので、極めて便利です。

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2006.12.08

Mac mini

0612088月の記事の続きです。

PowerBook G4 はオフィスと自宅を行ったり来たりしながら快適に動いていたのですが、15インチモデルは持ち運ぶのには結構しんどい。ということで、CPUがパワーアップしたインテルMac mini の安い方をオフィス用に導入しました。一体化したデザインの外付けHD(LaCie 300GB mini Hard Drive & Hub)もセットで購入。オフィス用途で使うには廉価なMac mini で十分です。ただしメモリは1GBに増設してあります。

デスク上のデュアルディスプレイのアナログ端子はWindows機と繋がっていますが、このモニターは2系統入力対応なので、空いているデジタル端子とMac miniを接続し、右のモニターをWindowsとMacをボタン一つで切り替えて使っています。難点はキーボードが2つ並んで邪魔くさいところですが、トータルの使い勝手としてはまずまず。

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2006.08.26

Macintoshへの回帰

5月の記事の続きです。

業務用マシンはWindowsに完全移行したものの、その後もiBOOKとiPodを使ったりしてMacとはわずかながら繋がりを持っていたのですが、今年に入ってからのインテルマックの登場を機に、もう一度Macを本格的に使ってみようと思い立ちました。

しかし数年前のiBookは力不足、新型の「MacBookPro」にも物欲が刺激されましたが、初期不良などもあるだろうし、と自分を押さえつつ、考えてみたら現行のPowerPC搭載機は今のモデルが最終となるのではないか? それならば、と思案しながらApple Storeのサイトを眺めていて、結局、格安のPowerBook G4 の15インチモデルの整備済製品(初期不良品をAppleが修理調整した製品)を入手しました。これはかなりお買い得だったと思います。

OSもMac OS X Tigerとなり、使い勝手も洗練されて漢字トーク6~7の頃の面影はありませんが、やはりMac。Windowsマシンの持つ超高機能業務用日本語電卓といった雰囲気とは異なり、使い手をワクワクさせる魅力があります。

(以上は半年前の話。その後、iBookおよびPowerBookは後継機種となるインテルマックのノートブック「MacBook」「MacBookPro」に完全移行し、PowerBook G4は、やはりラインナップから消えてしまいました。)

そんなPowerBookに今週、思わぬ災難(?)が。デルに続いてアップルのノートブックもソニー製バッテリーの不良問題に見舞われてしまいました。

『アップルでは日本のソニー株式会社製のバッテリーセルが含まれた特定のリチウムイオンバッテリーがまれな状況で過熱するという安全上の問題を引き起こす可能性があることを確認いたしました。(アップル社)』

シリアル番号を調べると、手許のPowerBookG4がバッテリー交換の対象に該当。発火されては困りますので、早速交換を申し込むことにします。

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