10年前の顧客ID
先日、事務所のPCが1台不調になったので、ついに買い換えねばならぬか、と代替機を探し、キャンペーン中で格安の日本HPのデスクトップ機を発見、オンラインで発注をかけました。
その際の顧客情報登録の場面で、ログインIDとして自分のメールアドレスを登録しようとしたら、「そのIDは既に他人によって使われています」旨のメッセージが。
HPで購入するのは初めてなので、「えっ? いったい誰が?」と慌てましたが、しばし考え、「もしや」と10年前にコンパック機を購入したことを思い出し、その時のメモを捜し出して確認したら、やはりそう。そのアドレスはコンパックのサイトからの購入時に自分自身が使用、登録していたのでした。
早速10年前のメモに従いIDとパスワードを打ち込んでみると、ちゃんと自分の住所氏名が出てきます。コンパックからHPへ、しっかりと顧客情報が引き継がれていたのでした。
考えてみれば当たり前の話ですが、買収・合併等で再編が激しいIT業界、自分の顧客情報が回り回ってどこへ引き継がれているのか、もはや顧客側では把握しきれないケースも多々あるでしょう。今回はコンパックとHPというわかりやすい関係でしたが、マイナーなメーカーだったら全く気づかないかもしれません。
10年前のメモを残しておいてよかったと思うと同時に、顧客側でも不要となった登録情報はその都度削除していく必要もあるかなと感じました。