使える「Foresight手帳」
定期購読している新潮社の「フォーサイト」誌が来年の4月号を最後に休刊してしまうというお知らせが来ました。
新潮社は、休刊の理由として
・厳しい出版状況の中、全社的な事業の再編、特に雑誌部門の見直しが避けられない
・今後の収支改善の見通しが立たない
・インターネットの普及で、国際政治経済情報を扱う月刊誌の役割が大きく変化した
という三点を挙げていますが、どうでもいいような雑誌が書店の棚を埋める中、このような読み応えのある情報誌が無くなるのはわが国にとって大きな損失といえましょう。
特に残念なのが、年末に送られてくる「Foresight手帳」がもらえなくなること。
定期購読者向けにオマケで付いてくるこの「Foresight手帳」、何の変哲もないただのポケット版の手帳なのですが、自分にとっての使い勝手がとてもよろしかったので。
その使い方。
見開き二週間のウィークリー頁には、読み終わった本のタイトルを読了日に記載。後になって「あのときに自分はこんな本を読んでいたのか」と振り返ると新しい発見があったりします。(時間の無駄なので読書ノートなどは取りません)
巻末のメモ頁には、広告や書評や書店で見かけた気になる本、立ち読みして一部だけ目を通したい本、見つけたら即購入のレア本などのタイトルをメモしておきます。
ただそれだけ。
この手帳は厚さが5ミリと薄く持ち運びが容易なので、出かけるときなど名刺と一緒に内ポケットに入れておきます。書店に立ち寄ることがあったら、ポケットから取り出し片手で手帳を開いてメモを見ながら店内を廻ってお目当ての本を探す、まあ単なるメモ代わりなのですが、なぜか手にフィットして開きやすく、とても便利なのです。
来年用はすでに届いたので安心ですが、2011年版からは代用品を探さなくてはなりません。