南部坂雪の別れ
12月といえば忠臣蔵。
先日ある会合で、ゲストとして来ていただいた講談師・神田京子さんの講談を目の前で聴く機会がありました。演目は「南部坂雪の別れ」。
こういう話芸というやつは、やはりナマで聴くと違います。いわゆる言霊というのでしょうか、語り手の口から発せられる空気の振動に、目に見えない何か魂のようなものが乗っかって、その場に居合わせた聴衆の心を揺さぶるわけですね。演説巧者といわれるオバマ氏なんかにも、きっと同じようなことがあるのかもしれません。
ともかく、12月の夜にふさわしい一席でした。