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2008.12.20

「はやぶさ」「富士」が廃止

昨日の報道によると、「JRグループは12月19日、東京と九州を結ぶ寝台特急ブルートレインとして最後まで残っていた「はやぶさ」「富士」の廃止を正式に発表した」。

廃止予定は2009年3月13日。
いよいよその日が来たか、という感じです。これで東京駅発着のブルートレインは完全に姿を消すわけなのですが、設備の老朽化、飛行機や深夜バスへの乗客の流出、機関車が客車を牽くという列車編成の特殊性とそれに伴う運行コスト、営利企業としての採算など様々な要因から、誰もがその日が来ることを覚悟はしていたわけですが、いざ廃止決定となると、感傷に過ぎないとわかっていても、やはり残念な気持ちになります。

なぜこのタイミングで廃止なのか、ということに関して、鉄道アナリストの川島令三氏は「JR東海はいずれ機関車列車を廃止するつもりでいるから機関士の養成をしておらず、定年退職により機関士の人材不足に陥っている。『はやぶさ・富士』はJR九州の所有でリニューアルしたばかりのためまだ残っているが、いずれJR東海に機関士がいなくなれば廃止に追い込まれるはず」(全国寝台列車未来予想図)と述べていましたので、そのあたりが背景にあるのかもしれません。

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