マイケル・クライトン
ニュースを見ていたら、アメリカの作家マイケル・クライトンが亡くなったとの報。まだ66歳とのことですが、若すぎますね、残念です。
ベストセラー作家で、新作が出るたびに話題になったりしたわけですが、全部読んだわけではありません。最初は、30年ほど前、創刊されたばかりのハヤカワミステリ文庫に入った「緊急の場合は」とSF「アンドロメダ病原体」を読み、あとは映画化される直前に「ジュラシックパーク」も読んだのかな。ユル・ブリンナーが怖かった映画「ウエストワールド」(クライトンが監督)なんていうのもありましたね。
他にもたぶん何作か、いや間違いなくもっと読んだかもしれませんが、この人の作品は、読んでいる時はたいへん面白いのですが、後に残らないといいますか、時間が経つと意外に内容を忘れちゃうんです。それがエンターテインメント作家としての良さなのかもしれませんが、同時期に読んだものでは、医療サスペンスならロビン・クック「コーマ」、病原体SFなら小松左京「復活の日」の方が印象に残っています。というか小松左京なら再読に耐えるんですよね。
「ジュラシックパーク」は確かに面白かったのでオススメ。