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2008.11.01

横田空域の削減

今日から11月。めっきり涼しくなりましたが、最近やけにこのあたり(東京都南部)の上空を飛ぶ飛行機が増えたなあ、秋になって北風の日が増えたせいかなあ、などと漠然と思っていたのですが、やはり調べてみるものです、その理由が、なんと外務省のサイトにありました。この秋から、飛行ルートが確かに変わっていたのです。

<横田空域の削減に伴う羽田空港出発経路の設定について>
1.在日米軍が進入管制業務を行っている横田空域に関し、平成18年5月の「再編実施のための日米のロードマップ」を踏まえ、同年10月に同空域の削減の範囲を特定したところ、右に伴い、今般、羽田空港から西方面へ出発する航空機の飛行経路を改編することとなった。
2.新たな飛行経路の運用は、本年9月25日(木曜日)から開始する。
3.なお、新たな飛行経路により、飛行時間が短縮され、これにより、燃料の節約とCO2排出の抑制効果等が期待される。
(このプレスリリースの「資料1」のPDFに、具体的な飛行ルートの地図が載っています)

日米地位協定(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定・・・日米安全保障条約の目的達成のために我が国に駐留する米軍との円滑な行動を確保するため、米軍による我が国における施設・区域の使用と我が国における米軍の地位について規定したもの)が、こんな身近なところにも関連していたのですね。

<参考>
横田空域の削減

081101
この図は国土交通省の羽田空港離発着定期便の飛行コース公開システムで見た、あるお昼時の航跡図。赤が出発便、青が到着便です。何便かが離陸後に大きく旋回して都内南部を横切って西へ向かっているのがわかります。

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