自由が丘の書店
先日、所用があって自由が丘へ行った際に、ちょっとだけ時間があったので周辺の書店を駆け足で回りました。
まず、駅南口を降りてすぐ目の前のブックファースト。メルサの地下にあってちょっとお洒落な感じですが店舗は狭い。品揃えもいまいち。次いで踏切を渡ってロータリー前の不二家書店へ。昔からの書店ぽくて雰囲気は悪くないのですが、都心の巨艦店に馴染んだ身としては物足りない。続いてその裏のブックオフ。ここではビジネス・会計・経済・歴史・英語・学習参考書あたりをざっと眺めて特に掘り出し物もなく、最後は、その向かいにある青山ブックセンター。自由が丘店を訪れるのは初めてです。
しかし残念ながらここで時間切れ。じっくり見れば品揃えは面白いのかもしれませんが、あまりオーラを感じない店内で、再訪することはないだろうなと思いながら店内をざっと一巡し、さて帰ろうとビルの階段を降りかけながら、何か頭に引っかかるものがあって、何やら「気」を発散している、とある書棚までUターン。そして手にした本がこれ。
17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義
著者は千夜千冊の松岡先生。高校の社会科のうちの日本史・世界史・倫理社会をセイゴオ先生の視点からまとめ上げて一気に提示した教養書。大学での講義をまとめたもののようで、口語調で親しみやすい。帯には「大人は読んではいけません」とありますが、これはつまり「大人にこそ読んで欲しい」という意味のキャッチであることに違いないわけで、遠慮無く読みましょう。オススメ。
しかし、このように、無意識のうちに本の方から呼び止められるということがたまにあるから、不思議です。