ストリートビューと財産評価
グーグルがが提供しているサービスに「Googleマップ」という地図サービスがありますが、ここに「ストリートビュー」という新しい機能が加わりました。街角で繰り広げられるさまざまな人間模様まで写り込んでいて、プライバシー問題にまで発展しかねない、という報道もありますが、それはここでは触れません。
この機能、我々の業務上の使い道として重宝しそうなのが、資産税がらみの仕事です。例えば相続税や贈与税の財産評価にあたって、評価対象が不動産の場合、図面などのチェックと同時に、現地を訪れて実際の状況を目で確認する、というのが一般的なのですが、その予備調査のツールとして、「ストリートビュー」機能は結構使えます。また、現地を確認するまでもない簡単な税務相談などの場合、お客さんと一緒に画面を見ながら宅地の利用状況のヒアリングをするという使い方も広まりそうです。
それ以外にも、不動産売買や賃貸契約の取引に際して、物件の状況や近隣の雰囲気を知る上でもかなり役立ちそうで、不動産屋さんのカウンターでは、PC上で「ストリートビュー」を開きながら物件の机上説明を受ける、という光景がこれからは一般的になっていくかもしれません。