蒲田駅の書店
以前にも紹介しましたが、バブル時代に羽田空港の玄関、臨空副都心の拠点として銀座・赤坂・六本木の雰囲気をもっと洗練させた街にするというプロジェクトが構想されたという蒲田界隈。たまたま所用で蒲田駅を通った際、ちょっと時間があったので、新装なった駅ビル「グランデュオ蒲田」の書店へ立ち寄ってみました。
巨大な駅ビルではないのに、東館にはくまざわ書店、西館には有隣堂と、大型書店が二軒もあり(すぐ隣の東急プラザには栄松堂書店もある)、共倒れにならないのか心配でしたが、訪れてみるとそれぞれ趣が異なっていました。
くまざわ書店は、通路が狭くやや圧迫感があるものの、それがかえって品揃えの充実感を漂わせます。一方の有隣堂は、広大な床面積にゆったりとした書棚配置。しかし開放的な店内が逆に軽薄な印象を与えます。実際、人文・社会科学系の品揃えも薄く、何冊かお目当てにした行った本は、くまざわ書店にはすべてあったものの、有隣堂には見あたりませんでした。重厚な専門書系はくまざわ、雑誌などカジュアル系は有隣堂という棲み分けでもしているのかもしれませんね。
本好きな方には、東口くまざわ書店の方がオススメのようです。