湯ノ倉温泉
仕事に忙殺された怒濤のような半年がようやく終わって、ふとカレンダーを見れば、今年ももう折り返し地点です。
ところで先日の岩手・宮城内陸地震。震源にも近い一関は以前仕事でよく通った土地であるだけに、被害が気になっていましたが、その中でも、ランプの宿として知られる湯ノ倉温泉「湯栄館」が、土砂崩れダムによる水位上昇で水没しかけているというニュースは、ショックでした。
もう十数年前になるでしょうか。学生時代の山仲間と栗駒山登山を計画したことがあります。東北新幹線とバスを乗り継いで須川温泉まで入り、まず一泊。翌日は、目的の栗駒山へ登った後、人の気配が全くない山道を延々と南へ下って沢沿いの林道へ。林道をしばらく歩いてようやく温泉への分岐点に着いたと思ったら、そこからさらにまた山道に入ってしばらく歩くと、そこが湯ノ倉温泉でした。
夜の灯りがランプだけという、なんとも風情のある温泉宿でしたが、今回の被災のダメージはかなり大きいようで、報道によると、営業再開は絶望的とのこと。