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2008.05.23

最近の税務調査で

3月の個人の確定申告シーズンが終わったと思ったら、待っていたかのように法人の税務調査が立て続け。そうこうするうち今度は3月決算法人の申告時期に突入。なかなか息をつけません。

さて最近の税務調査ですが、機密資料を署外で紛失したら一大事ということなのでしょう、調査官は調査対象会社の申告書を調査当日に持参してきません。代わりに電子データ化された各種資料(申告データや分析数値など。ただし、わざわざ紙にプリントアウトしたもの!)を持って来るわけですが、調査官曰く、「どうもこういう資料は私ら現場の者にとっては見にくくてダメでなんです。すみませんが会社で保管されている申告書の控があるでしょうから、それを拝見させてくれませんかねえ?」

決算書や勘定科目の明細書も含めた税務申告書の会社控は、今後は税務調査の際に(円滑な調査に協力するという意味で)提示する可能性があることを想定して、やたらとマル秘メモなどを書き込まないように注意する必要があるようです。

企業が提出した税務申告書は、受理されたあと署内で直ちに電子データ化され各部署で利用されるわけですから、もはや紙での申告は時代遅れとなりつつあるのは間違いない、と実感した調査立会でした。

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2008.05.13

科学と学習

ちょっと更新をサボっていましたら、もう5月になってしまいました。今年の手帳もすで後半部に突入し・・・あれ? と思ったら、9月始まりのダイアリーだったので16ヶ月分のページが印刷してあったのでした。

さて、「科学と学習」でおなじみの学研の子供向け雑誌が危機?とのニュースがありました。少子化とか、学研のおばちゃんと呼ばれる訪問宅配方式の行き詰まりのためでしょうが、ちょっと寂しいニュースでした。

私も小学生の頃(昭和40年代です)、この雑誌にはお世話になりました。男の子はたいていが「科学」派で、それは毎号の魅力的な付録に惹かれてのことですが、この雑誌が高度成長期に科学に関心を持つ少年少女の裾野を広げてきたことは間違いない事実でしょう。

まだ覚えているのは、「科学」の付録に豆腐(またはこんにゃくだったか)作りセットが付いた号があって、下校後にお金を持って販売所である会館へ駆け付けると、その号は特に人気だったようで既に売り切れ。泣く泣く「学習」を買って帰ったことがありました。

そのように、当時は学校とか商店街の会館の一室で展示即売会のような形式で売られていたという記憶があるので、学研のおばちゃんというイメージがピンとこないのですが、調べて見ると「1972年に公正取引委員会の勧告により学校での販売が中止され、家庭での直販がはじまった」とのことなので、私の世代とはちょっとズレているようでした。

かつての読者をターゲットしにていると思われる「大人の科学」シリーズは好調のようですし、ガンダムしかり、これからは「昔の子供たち」が、マーケティング上、重要な市場となっていくのでしょう。

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