20080年公示地価
今週、国土交通省から平成20年公示地価(2008年1月1日時点)が公表されました。
国土交通省土地・水資源局の公表資料によると
・平成19年1月以降の1年間の地価動向は、全国平均で見ると、住宅地及び商業地ともに2年連続で上昇となった。三大都市圏においては、平均で上昇幅が拡大したものの、都心部を中心に上昇幅が縮小した地点が現れた。また、地方圏においては、下落幅は縮小したものの、依然として下落地点が大半を占めた。
・東京圏住宅地では、平均で5.5%上昇し、2年連続して上昇。
・東京圏商業地では、平均で12.2%上昇し、3年連続して上昇。
・東京都区部住宅地は、都心回帰の動きやマンション需要、不動産投資等を背景として10%を超える上昇となったが、都区部及び都心部のそれぞれにおいて前回の上昇率を下回った。また25%を超える高い上昇率を示す地点は、港区及び渋谷区の3地点に縮小。
・港区、渋谷区、新宿区、豊島区等の高度商業地においては、30%を超える高い上昇地点が見られたが、これは景気回復が続く中、オフィス需要、不動産投資、都市再開発、地下鉄副都心線の開業期待等を背景とした賃料の上昇による収益性の向上や商業集積による繁華性の向上等が要因となったものである。しかしながら、半期ごとの地価動向を見ると、昨年後半以降、上昇率が鈍化した地点が大半。
ということです。
ちなみに当オフィスは、たまたま地価公示の標準地そのものに位置しているので、単なる入居者の立場ではありますが、その動向には興味もひとしおです。最近5年間の動向を調べてみると以下の通り。この2年間の上昇度合いが顕著ですね。
2004年:702,000(円/m2・商業地)
2005年:702,000
2006年:780,000 +11%
2007年:977,000 +25%
2008年:1,210,000 +23%