消えゆくブルトレ
18日の朝日新聞の記事に「消えゆく東京駅発ブルトレ・「銀河」来春に引退」とあるのを見つけて、いつか来るとは思っていたけど、ついにその日が来たか、としばし感慨。
記事によると、08年3月のダイヤ改定で、京都―熊本間の「なは」、京都―長崎間の「あかつき」、東京―大阪間の「銀河」が廃止。09年春には、東京―大分間の「富士」と東京―熊本間の「はやぶさ」も廃止が予定され、この結果、大阪以西を走るブルートレインは皆無になり、東京駅でブルトレは見られなくなるとのこと。
近所を東海道本線が走っているため、ブルトレはよく見かけるのですが、確かに乗客もまばらで、これは採算があわないだろう、というのは一目瞭然でした。
まだ国鉄の夜行列車が盛んだった頃、月光型電車寝台や客車急行、夜行鈍行などは何回か乗ったことがあるのですが、ブルートレインと呼ばれる寝台列車に乗ったのは、1970年代の終わりに大阪から東京まで、20系の「銀河」に乗った一回のみ。「銀河」は急行でしたから、豪華寝台特急列車という意味でのブルートレインには、残念ながら乗ったことがありません。
線路の側を歩いていて、ふだんの通勤電車と違う、重量感のある電気機関車の通過音がすると、「おっと、寝台列車だ!」とつい見上げてしまうのですが、それもあとわずかとなってしまいました。