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2007.01.20

インテリジェンス

この正月休みに読んだ本。
いつも休み前は、あれも読もうこれも読もうと意気込むのですが、結局今回は、雑誌のほかは、この1冊のみでした。

070120
インテリジェンス 武器なき戦争

創刊されたばかりの幻冬舎新書の1冊で、手嶋龍一(外交ジャーナリスト)、佐藤優(鈴木宗男事件で外務省のラスプーチンと呼ばれた外交官)の両氏による対談本です。両者が外交をめぐる「情報(インテリジェンス)」について語り合います。オススメ。

本書の内容は様々なところで紹介されていますのでここでは触れませんが、興味深かった部分を二つほど。

一つは、イスラエルにあるという、中世の魔女裁判で魔女の弁護を担当する人からヒントを得て作られた悪魔の弁護人制度。どの課題に対しても「これではダメ」と難癖をつけるというもので、この、あえて反対意見を言うという議論の方法は、大前研一氏も以前から「悪魔の使途 devil's advocate」として、しきりに提唱していました。

もう一つが、ミッドタームキャリア。本書では日本のジャーナリストを例に採り、「彼らはリタイアが早くて、すぐデスクになって現場を離れてしまう。結局そのくらいで燃え尽きてしまう。焼き畑農業と同じで、それまでの蓄積を使い果したらおしまい。やはり、いわゆるミッドタームキャリア(中間研修)という、新たな蓄積をする機会が必要だ。これがその後の仕事に非常にプラスになる」という趣旨のことが述べられていますが、我々専門職には胸に響きます。

かつて、ある著名な税理士に「日々のニュースや統計の裏にある事象を分析し、それを政府がどう税制に取り込んでいくかを先回りして予測できるようにならなければプロとはいえない。税制改正のニュースを追いかけているレベルでは、まだアマチュアだよ」と言われたことがありますが、これなど税制の世界におけるインテリジェンスと言えるのかもしれません。

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2007.01.13

2006年のベストセラー

Amazonの2006年ランキングを見ていたら、ビジネス書部門の堂々第1位に、このブログでも紹介した「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」が挙げられています。きっと版元はホクホクでありましょう。

日経ビジネス1/8号でも、2006年のベストセラーとしてこの本が紹介されていました。曰く
「会社や個人の借金、給与、税金などの裏にある本当の意味を会計理論に基づきひもとく。著者は銀行相手の資金繰りを得意とする税理士だ。(中略)面白おかしく会計のカラクリを解き明かしていく。」

会計のカラクリをきちんと解き明かしているかはともかく、著者は税理士ではなく、文中で著者自身も述べている通り「金融機関と税理士事務所に勤務経験のある資金繰りコンサルタント」でしょう。この記事を書いた日経ビジネスの記者は、ちゃんと本書を読んでいるわけではなく、聞きかじりで書いているようです。

30分もあれば読める本なのですから、紹介するなら読んでからにしろよと言いたい。日経ビジネスといえども、ブックレビューは、署名入りの書評でなければ当てにならないのでしょうか?

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2007.01.09

箱根神社へ

お正月休みもあっという間に終わってしまいました。今日から本格的に始動という皆さんも多いことと思います。

今年は、昨年に引き続き三が日を避けて、箱根の温泉で静養(というより飲んでいただけですが・・・)。新幹線を使えば品川から小田原まで30分弱ですから、城南地区からは極めて便利なエリアです。

天気が良かったのでロープウエイで駒ヶ岳の山頂まで昇りますと、360度の大パノラマ。富士山の向こうには雪をかぶった南アルプスが望めます。

箱根神社へ参拝し気を引き締めて新年のスタートとなりました。

070109

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2007.01.01

2007年!

明けましておめでとうございます。
2007年のスタートです。

年末に気になった話題といえば、政府税調の会長交代劇。
本間先生、あまりに脇が甘すぎですね。

今後は税制改正のウォッチもサボらずにいきたいと思いますので、よろしく。

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