2006年のベストセラー
Amazonの2006年ランキングを見ていたら、ビジネス書部門の堂々第1位に、このブログでも紹介した「なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?」が挙げられています。きっと版元はホクホクでありましょう。
日経ビジネス1/8号でも、2006年のベストセラーとしてこの本が紹介されていました。曰く
「会社や個人の借金、給与、税金などの裏にある本当の意味を会計理論に基づきひもとく。著者は銀行相手の資金繰りを得意とする税理士だ。(中略)面白おかしく会計のカラクリを解き明かしていく。」
会計のカラクリをきちんと解き明かしているかはともかく、著者は税理士ではなく、文中で著者自身も述べている通り「金融機関と税理士事務所に勤務経験のある資金繰りコンサルタント」でしょう。この記事を書いた日経ビジネスの記者は、ちゃんと本書を読んでいるわけではなく、聞きかじりで書いているようです。
30分もあれば読める本なのですから、紹介するなら読んでからにしろよと言いたい。日経ビジネスといえども、ブックレビューは、署名入りの書評でなければ当てにならないのでしょうか?
2006年のベストセラー(丸の内丸善本店調べ)
1.2010年の日本
2.最新情報漏洩防止マニュアル
3.図解 不動産証券化のすべて
4.希望の法
5.食品の裏側
6.2010年の金融
7.宇宙が味方する経営
8.不動産投資リスクの基礎知識
9.新・人間革命 第16巻
10.キャノン方式のセル生産で意識が変わる会社が変わる
(日経ビジネス1/8号より)
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