食事中の喫煙
ちょっと前の話ですが、六本木の某イタリアン店でのこと。交差点からそう遠くない立地のそのお店は、ビルの奥にあるせいか静かで落ち着いた雰囲気。
ワインと食事をおいしくいただいていたのですが、後からすぐ隣の席に着いた常連っぽいお客さんのテーブルから流れてくるタバコの煙にもろに直撃されてしまいました。
いくらテーブルに灰皿があるからといって、リストランテを名乗りそこそこの値段をとる店で、コース料理の最中にワイングラスとフォークとタバコを忙しく持ち替えながら喫煙しなくてもいいだろうに、と思いましたが、この店に禁煙席はありませんし、喫煙はある意味本人の自由です。
しかし高いお金を払って(しかも10%のサービス料まで払って)嫌な思いを我慢することもないので、お店のスタッフにそっと声をかけ、こちらが席を移動することにしました。(他に喫煙している客は見あたりませんでした)
ちなみに私はと言うと、高校時代の体育の教師から「タバコは身体能力が低下するから絶対に吸ってはいかん。そのかわり酒はどんどん飲みなさい」と指導され、以来それを忠実に実行しているのですが、自分のオフィスは喫煙OKですし、タバコを吸う友人も多くいます。別にタバコを毛嫌いしているわけではありません。
しかし、居酒屋ならともかく、リストランテで食事中の喫煙はいかがなものでしょう。結局、私も同伴者も、店のサービスが悪かったわけではないが非常識な喫煙者と隣り合わせになる可能性を排除できない以上、料理が美味しかっただけに残念ではあるがもうこの店には来ることはないだろう、ということで意見の一致を見ました。
<参考:イタリアの禁煙法>
「2005年1月10日から公共施設屋内での全面的な禁煙を定める法律が施行され、レストランやカフェ、バール、オフィス等においても、厳しい基準を満たした喫煙室内を除き全面禁煙となりました。これに違反すると喫煙者のみならず、喫煙をやめさせなかった経営者や管理者も処罰されます。航空機の国内線、電車内、その他の公共の場所で、禁煙となっている場所における喫煙はかなり重い罰になることがあるので注意が必要です。」(外務省のWEBサイトより)