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2006.07.06

「日本沈没」のころ

小松左京の大ベストセラー「日本沈没」が再映画化されました。

空前のブームになったのは私が中学1年のころ、今から30年以上も昔のことです。光文社カッパノベルズという大人向けの新書を読んだのも、この作品が最初でした。

日本列島が沈むという荒唐無稽(?)なアイデアを、強引に読む者を納得させる娯楽小説にしてしまう小松左京の作家としての力量には凄いものがあります。しかし小松左京の作品は、生頼範義氏がカバーを描いた角川文庫のシリーズが一時期はどこの書店でも手に入ったものですが、いつの間にか姿を消してしまいましたねえ。

「日本沈没」は、同じころニッポン放送でラジオドラマ化もされ、これも毎夜聴いていましたが(主演はたしか江守徹氏)、結構忠実に原作をなぞっていた記憶があります。「あれはっ、かいていらんでいりゅうだっ!」なんていうセリフにワクワクして、将来は地球物理学者になろう、なんて夢見た少年達も多かったことと思います。

ところでこの時間帯のニッポン放送は、夜9時からの「日本沈没」、そのあと「愛川欽也の立川文庫」、テレビになる前の「欽ドン」、そしてもう一つの傑作ラジオドラマ「怪人二十面相」と、なかなか充実したラインナップでした。

p.s.
「日本沈没」といえば、やはり表紙はこれ(カッパ版)でしょう!
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