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2006.06.30

役員給与課税の激変

今年もあっという間に半年が過ぎてしまいました。

会計事務所という立場で今回の税制改正の目玉は何かと考えたら、やはり法人税における役員給与の取扱いの大転換でしょうか。

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税理士試験の法人税法でも第34条以下の役員給与関連は、毎年必ずヤマとして取り上げられる基本中の基本ですが、新会社法の施行にともない、条文も大きく変わりました。

中でも
1.特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入
2.事前確定届出給与の損金算入
は、実務上、頭を悩ませるところです。

1は、実質的な一人会社のオーナーへの役員給与の給与所得控除相当額を損金と認めない、中小企業にとって課税強化となる改正で、当ブログでも「サラリーマン法人潰し」として取り上げてきました。

2の事前確定届出給与については、約7割の企業が導入を検討中とのこと(週刊税務通信の調査)。国税庁からはQ&Aも公表され、導入を決定し、すでに確定額を届け出た法人も多数あることでしょう。

ということで、明日からの半年は、会社法をはじめとする改正法への現実的対応に追われる日々が続きそうです。

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2006.06.19

サッカー 猛暑での試合

昨夜はワールドカップの対クロアチア戦。日曜の夜という観戦するには絶好の時間帯だったので、一杯やりながらテレビの前で応援です。

素人なので試合内容については触れませんが、気になったのは、第1戦の対オーストラリア戦と同じく、この試合も猛暑の中での試合だったこと。

スポーツニュースなどで流れる他国の試合を見ていると、選手達が涼しげな環境で軽快にプレーしている印象があるので、消耗しながら汗みどろで走り回る日本代表のメンバーが、まるで(ナイターで洗練されたプレーを見せるプロ野球選手に対する)甲子園の高校球児のように見えてしまいました。

クジ運でも悪かったのかと思っていたら、「1次リーグ3試合中2試合が現地時間午後3時スタートは日本だけ」とのこと。どうやら日本でのテレビ放映に合わせるため、もともとはもっと遅かった対オーストラリア・クロアチアの2試合の試合開始時刻を、わざわざ暑い時間帯に変更したようです。

もっとも対戦相手にとっても条件は同じですから、試合結果が実力をあらわしていることに変わりないでしょうが、もう少しいい環境下で試合をさせてあげたかった気もします。

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2006.06.14

食品は工業製品?

食品会社の元セールスマンが明かす食品製造の舞台裏です。「製造」というだけあって、食品というのは「工業製品」なのですね。

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食品の裏側

化学調味料など食品添加物の実態について、単に危険を煽るだけではなく、業界にいた人間の目で冷静に描かれています。実は消費者こそが食品添加物を支持しているのではないか、という指摘には、考えさせられてしまいます。

この本を読んでから、カップ麺やレトルト食品は一切食べる気はしなくなりましたが、かといって家の外で仕事をしている以上、現実としてスーパーやコンビニの食品の世話にならないわけにはいかず、悩ましいところです。

実はこの本、半年ほど前にある雑誌の書評で読んで気になっていた本でありまして、すぐに探し回ったのですがどこの書店にもなく、やっとある大型店の「保健・衛生」コーナーにひっそりと1冊だけ置かれていたのを見つけたのは今年の初めのことでした。

先日、日経ビジネスの最新号をパラパラ眺めていたら、丸善丸の内本店のベストセラーリストの第1位に、この本が入っていました。だぶん口コミなどの評判でジワジワと売れてきたのではないかと想像しますが、やはり大勢の方が、食品について不安や疑問を抱いているのではないかと思われます。

とにかくこの本、今夜もコンビニ弁当だったあなたにオススメします。

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2006.06.03

IT寵児の結末

Macネタでもう一つ。

Macで業務の多くをこなしていたころは、Mac関連の月刊誌を結構読んでおりました。毎号買っていたのは「MacPower」「MACLIFE」「日経MAC」の3誌ですが、すでに「MACLIFE」「日経MAC」は姿を消し、「MacPower」はリニューアル後異なった方向を目指しているようで、現在の主流は「MacFan」「MacPeople」の2誌。

さてこの2誌ですが、数年前iBOOKとiPodを手に入れ再びMacを使うようになってから、たまにパラパラと読む程度だったのを、今年に入ってから何やらMacの周囲が賑やかになってきて、毎号熱心に読むようになりました。

そんな時に「MacFan」4月号で見つけた「Macを使って起業したIT寵児の結末」という一つの記事。

「MACLIFE」97年2月号に、「あこがれのあの職業 時代の先端を疾走する学生起業家 会社を起こしてのWebデザイン」としてオン・ザ・エッヂ時代の堀江貴文社長のインタビュー記事が載っていたという話です。現役の東大生起業家として紹介されている堀江氏は、まだ長髪の初々しい姿。

当時「MACLIFE」誌は読んでいたので、このインタビュー記事も目にしていたはずなのですが、迂闊にも記憶に残っていませんでした。

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