スティーブ・ジョブズ-偶像復活
アップルの周囲が賑やかです。もちろん米Apple社のことですが、先月で創業30周年。CPUをPowerPCからインテルに乗り換えた新製品も登場しましたが、何といっても注目は、MacでWindowsXPが動く「Boot Camp」というソフトの登場でしょうか。
そんな時期だからというわけではないのですが、たまたま手にした「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」(東洋経済新報社)。
Apple社の創業者の一人であるスティーブ・ジョブズの非公認伝記です。自らが起こしたApple社を追放され、NeXTコンピュータ社を起こすもうまくいかず、そんな時Pixar社のオーナーとなりCGアニメビジネスで成功、再びApple社にCEOとして返り咲き、iPodとiTunesで音楽業界に新風を巻き起こしていく、よく知られたジョブズの半生と人となりが、関係者の証言でつづられています。
分厚い本ですが、中盤、Pixar社のCEOとしてディズニーと渡り合っていくあたりからがぜん面白くなります。本にはありませんが、最終的にはディズニーはPixar社の買収を発表、買収完了後にはジョブズはディズニーの個人筆頭株主となるようですね。