得する生活
確定申告も最終日になり、山のような書類の整理をしながら、その山の下に埋もれていた本を発見、パラパラ眺めていたら、1回読んだ本にもかかわらず、つい再読してしまいました。
「得する生活」幻冬舎
クレジットカード、マイレージ、債権回収、リゾートマンションなど、お金にまつわる話題を橘氏流の視点から語ったエッセイ。著者もあとがきで述べている通り「マニュアル本ではない」ので、そのつもりで読むと失望するかもしれませんからご注意。
「現実の人間は経済合理性を基準に生きているわけではない」(人々は銀行系ローンよりも金利の高い消費者金融を利用する・・・金利の差に気づくような賢い消費者はそもそも高利の借金などしない)にというくだりには頷いてしまいました。
・・・なんて書いていたところへ、三菱東京UFJからカードローンのDMが届きました。中には「いつでもどこでも。お申し込みはカンタン」と謳われたチラシと申込用紙や返送用封筒がありますが、金利の記載が見あたりません。よくさがすと、チラシの裏に小さく17.9%または14.9%と書いてありました。
郵送またはFAXでも申込みOKの極めて手軽なキャッシングサービスですので、確定申告による納税資金に利用してしまう人もいるかもしれません。特に今回初めて消費税を納付することになる個人事業者の方など、納税資金が負担になっているケースも多そうですし。
ちなみに個人の消費税の納期限は3月31日ですが、口座振替を利用すれば4月27日が振替日。万が一滞納しても5月末までに納付すれば延滞税は4.1%です。経済合理性からすると、どのように行動するのがお得でしょう?