不動産所得がなくなる?
財務省のメール配信サービスに登録していて、税制がらみの情報があると、たまにウェブサイトまで見に行くのですが、ちょうど先ほど来たメールに「5月17日開催の税制調査会基礎問題小委員会後の石会長記者会見の模様」というのがありましたので、さっそく目を通してみました。
この会見について、日経は18日の朝刊で「長者番付について廃止を含めて検討」としか触れていませんが(13日の総会後の会見については、14日の朝刊で「退職金課税を強化」と大きく報じています)、注目すべきは
「恐らく一番大きく今後議論しなきゃいけないというのが不動産所得。これはそもそも必要かどうかということを踏まえまして議論します。」
「不動産、一時、雑所得、この3つが存廃を含めて議論しなきゃいけない」
「そもそもの資産合算がなくなった以上は、その時作った不動産所得を残しておく理由がないんじゃないか」
という会長の発言でしょう。
税率や控除額をいじるといった小手先の調整ではなく、所得区分にまで踏み込んだ大改革に進んでいくのかどうか、今後の動きを注視していく必要がありますね。