確定申告真っ盛り
3月に入り、確定申告のシーズンも真っ盛りです。
確定申告といえば医療費控除。同一世帯の医療費はまとめて最も所得が高額の人から控除を受けるのがセオリーで、マネー雑誌でもお約束の節税ポイントとして必ず触れられています。
しかし実務上は例外もありまして、
税理士「奥さんの医療費が9万円、ご主人も9万円、別々ではそれぞれ10万円未満で控除対象になりませんので、合わせて18万円にして税率が高いご主人の方で医療費控除を受けましょう」
奥さん「イヤです。だって安くなるのは主人の税金でしょ?」
税理士「でも世帯全体として考えればお得ですよ」
奥さん「わたしの医療費を使って主人だけ節税になるのは納得できません!」
このご夫婦は自分の負担する医療費は自分の稼ぎでまかなうという主義だったわけですが、働く女性も増えていますので、今後はこういうケースも多くなることでしょう(?)。