京急大森支線
先日に続いて京急の話題を。
今週オープンしたイトーヨーカドー大森店。開店にあわせて交差点の歩道橋が撤去されるなど、周辺の道路も整備されましが、その歩道橋の真下に、ひっそりと京急大森支線の記念碑があったことは、あまり知られていなかったのではないでしょうか。道路工事中は一時撤去されていましたが、最近になってヨーカドー前の広場の一角に元通り復元されました。これからは多くの人の目に触れることと思います。(画像をクリックすると拡大されます)
この大森支線というのは、明治から昭和の初期にかけて、現在のJR大森駅前と京急大森海岸駅を結んでいた京浜電気鉄道大森支線のことで、当時は大師河原への行楽客や池上本門寺への参拝客の輸送で活況を呈したようです。廃止されてからすでに70年近く。当事務所のあるビルの玄関前をチンチン電車が走っていたことを想像すると、不思議な気持ちになります。
なお京急大森支線に関しては、「鉄道廃線跡を歩くシリーズ第4巻 宮脇俊三編著 JTBキャンブックス」にも詳しく紹介されています。