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2004.12.25

最低資本金制度の撤廃

今月初めに、「法務省の法制審議会会社法(現代化関係)部会が、新しい会社法制に関する要綱案を取りまとめた」というニュースがありました。法案は来年3月に国会への提出が予定されているようですが、目を引くのは「株式会社と有限会社の統合」「設立時の最低資本金の撤廃」でしょうか。これから起業を考えている方にとっては、会社立ち上げ時のハードルが低くなり朗報ですね。

しかし資本金といえば、平成3年施行の改正商法で、株式会社1000万円、有限会社300万円という最低資本金制度が設けられ、それを満たしていない中小企業が増資に四苦八苦したのは記憶に新しいところです。041225当時の解説書を読むと「社会的責任を果たせないペーパーカンパニーまがいの小資本の会社の乱造を防ぐのが狙い」とありますが、わずか十年ちょっとで180度の方向転換。あのときの改正はいったい何だったんでしょう? (写真は、書棚から出てきた当時の対策本)

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2004.12.16

税務手帳を分解

年の瀬も近づき手帳のシーズンも大詰めですが、書店や文具店に行くと変わりダネ手帳をいろいろ見かけます。(社会保険労務手帳とか天文手帳とか電気手帳とか山川歴史手帳とかDr.コパの風水手帳とか) 

そのようなものの一つに、日税連(日本税理士会連合会)編集、中央経済社発行の「税務手帳」というものがあります。会計事務所や企業の経理関係者で使っている人も多いのではないでしょうか。特長は、各種税法の取り扱いや耐用年数表、税額表などがコンパクトにまとめられた巻末の付録部分にあります。この部分を携帯したいがためにこの手帳を使っているケースもあるかと思うのですが、スケジュール機能などの部分は使い慣れた別の手帳で管理したいという場合、手帳を2冊持ち歩かなくてはならず、ちょっとめんどうです。

041216そんなとき、知人の敏腕女性税理士Kさんから「こうすれば便利よ!」と、いい方法を教えていただきました。それは、手帳の付録部分だけを取り外し簡易製本キットのようなもので表紙をつけコンパクトな状態にして携帯する、というものです。(写真参照:ちょっとわかりにくいかもしれませんが、きれいに製本されています)

思い返せば、私も税理士試験の税法科目の受験中は、法令集の法律部分だけをちぎってポケットに入れて持ち歩いていました。こういう場合必要なのは書籍や手帳の「情報部分」ですから、体裁にこだわらずどんどん分解して使い倒すという姿勢が大事ですね。

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2004.12.10

京急大森支線

先日に続いて京急の話題を。

041210今週オープンしたイトーヨーカドー大森店。開店にあわせて交差点の歩道橋が撤去されるなど、周辺の道路も整備されましが、その歩道橋の真下に、ひっそりと京急大森支線の記念碑があったことは、あまり知られていなかったのではないでしょうか。道路工事中は一時撤去されていましたが、最近になってヨーカドー前の広場の一角に元通り復元されました。これからは多くの人の目に触れることと思います。(画像をクリックすると拡大されます)

この大森支線というのは、明治から昭和の初期にかけて、現在のJR大森駅前と京急大森海岸駅を結んでいた京浜電気鉄道大森支線のことで、当時は大師河原への行楽客や池上本門寺への参拝客の輸送で活況を呈したようです。廃止されてからすでに70年近く。当事務所のあるビルの玄関前をチンチン電車が走っていたことを想像すると、不思議な気持ちになります。

なお京急大森支線に関しては、「鉄道廃線跡を歩くシリーズ第4巻 宮脇俊三編著 JTBキャンブックス」にも詳しく紹介されています。

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2004.12.07

間違えない!

今月から羽田空港の第2ターミナルがオープンしましたが、それにあわせた京急のポスターを駅や車内でよく見かけます。

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今年の流行語大賞トップテンでは「・・・残念!!」にかなわなかった「間違いない!」をやたら強調していますが、どうやらターミナル駅が2つあるモノレールに対抗して「(降りる駅を)間違えない!」という部分を、ホントは強調したいようですね。

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2004.12.04

情報の仕事術

月初の週末なので、たまった書類の整理日です。
一読すればいいものは目を通してそのままゴミ箱へ。気になったものはスキャンしてPDFまたはドキュワークスへ(このあたりの方法はまたいずれ)。保存が必要なものはA4サイズが入る角型2号の封筒へ放り込みます。

この封筒を使う整理方法はオススメです。原理はジャーナリストの山根一眞氏の提唱した有名な「山根式袋ファイル」そのままで、私の場合これを「超」整理法の野口悠紀雄氏にならって時系列にキャビネットに並べるだけです。(山根式袋ファイルについては、氏の「情報の仕事術2 整理 日本経済新聞社」に詳しいのですが、古いのでもしかすると絶版かもしれません)

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この本のすごいのは、表紙カバーの裏面に「山根式袋ファイル作成定規・原寸大型紙」というのが印刷されていることでしょう。やることが徹底しています。私もその型紙をもとにボール紙で定規を作ってみました。型紙を作っておくと、あとは毎回15秒もあれば袋ファイルが出来上がりますので重宝しています。

なお山根式では封筒を五十音順に並べるようですが、私は野口式に時系列にしています。このあたりは仕事の性質や扱う資料の量により異なるかもしれませんね。(下の写真の左がカバーの裏面、右がそれをもとに作った自家製袋ファイル定規)

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