行列ができる金融機関
けさ、東京から神奈川にかけて店舗網を持つ勝ち組「某」地域金融機関の支店の前を通ったら、店外までの大行列でした。なんとかデーといって取引客にプレゼントをくれる日だったようです。並んでいるのは主に高齢者が中心でしたが、地域密着サービスの一環なのでしょうね。
ところで最近、個人のお客様から似たような相談が2件ありました。「金融機関に定期預金をしているのだが、どうも預けた金額より残高が少ない気がする。担当者にごまかされているのでは?」というものです。しかし手元の証書と突き合わせてみると、そんな形跡はありません。
よくよく話を聞くと、積み立ての集金や定期預金の満期書き換えのたびに頻繁に顔を出して親身に対応してくれた担当者が、急にぱったりと来なくなったので、不信感を持ってしまったようです。(1件のお客様は、現金を毎月集金に来るという約束で始めた定期積金が、ここ1年間で1回しか集金されていませんでした)
金融機関には厳しい時代ですから、利益にならない個人客など相手にしている暇はない、という事情もあるのでしょうが、どちらのお客様も高齢の方で、付き合いの永い地元の金融機関に大きな信頼を置いていたわけですね。それが急に掌を返したような態度になったので、戸惑ってしまっているのです。もうちょっとうまくフォローしてあげればいいのに・・・
ちなみに今回の相談のどちらの金融機関も、なんとかデーで高齢者に人気の「某」でした。