死都日本
九州の霧島連山・新燃岳で、噴火が続いているようですが、似たような状況をどこかで読んだと思ったら、「死都日本」」(石黒耀 ・講談社文庫)でした。
破局噴火の恐ろしさ、地球環境への影響の甚大さ、火山灰が飛散する状況下での航空機の脆さなどがよくわかります。
大きな被害を出すことなく沈静化してもらいたいものです。
九州の霧島連山・新燃岳で、噴火が続いているようですが、似たような状況をどこかで読んだと思ったら、「死都日本」」(石黒耀 ・講談社文庫)でした。
破局噴火の恐ろしさ、地球環境への影響の甚大さ、火山灰が飛散する状況下での航空機の脆さなどがよくわかります。
大きな被害を出すことなく沈静化してもらいたいものです。
確かいつも年末には手帳ネタの話を書いていたな。
ということで、クリスマスも終わりネタの時期として遅すぎる頃ではありますが、それの2011年版ということで。
以前のエントリーでも紹介した「陰山手帳」ですが、2年ほど使ってみた感想としては、オススメであることは間違いないものの、やはり前にも短所として指摘した
・バーティカル式の週間スケジュール欄が、月~金の5日分しかない
(土日はスペースが狭く時間軸もなくスケジュール管理には使えない)
というのがネックとなってきました。自営業の場合は土日も関係ないので、週末であっても月~金と同じレイアウトが欲しいのです。
そこで探して見つけたのが、書店でも売っている「小宮一慶のビジネスマン手帳2011」。手にとってしっくりくる感じがあったのでさっそく購入(陰山手帳と同じ2100円)、12月から使用可能なので試しに今月から切り替えてみたところ、かなり使いやすいことが確認できました。
陰山手帳に比べてサイズが一回り小さくなり(B6版)、各週1ページといったたっぷりのメモ欄こそありませんが、週7日が均等のバーティカル式の週間スケジュール欄は、やはり使いやすい。紙の色やデザイン、文字や罫線の色使いもシンプルで落ち着いており、スケジュール管理に特化した大人向けの手帳としてはかなりスグレモノ。
他の有名人手帳によくある自己顕示欲丸出し的な「著者の顔写真」が一切無く、帯タイトルの「小宮一慶」の文字が控えめなのも好感が持てます。独自コンテンツも必要最小限に抑えられ、煩くありません。
なお注意すべきは、月末から月初にかけての月をまたぐ週のスケジュール欄が重複して両方の月に登場する点。来年の予定を書き入れていて、危うくダブルブッキングしかけてしまいました。ただし、その日がどちらの月に属するかを印刷の濃度で区別するなど細かい配慮も見られ、これはこれでアリ、慣れればかえって使いやすいかもしれません。
いずれにせよオススメの手帳です。
あるショッピングビルに車で行った際、駐車料がわりに何か買わないと、ということで、書店に寄って、毎年この時期になると買う来年度版の「天文年鑑2011」を購入。
天文年鑑を初めて手にしたのは、1971年の火星大接近のときでした。以来、この本だけは毎年しっかりと買い続けて約40年。
日常生活に特に必要というわけではないのですが、掲載されている数字や記号の羅列を眺めていると、何となく宇宙探査の先端を垣間見ているようなワクワクした気分になるから不思議です。
先日、かなり相当久しぶりに、お茶の水の丸善に立ち寄ったのですが、そのあと書店に隣接した丸善の文具店で見つけたノートについて。
東大生ノート以来、変わり種の企画ノートが各社から出ていますが、今回見つけたのは、ジャポニカ学習帳でお馴染みのショウワノートの「Tノート」。やはり例によって東大がらみの企画で、謳い文句は「東大生の学習経験をもとにした全く新しいコンセプトの学習ノート」だそうです。
ですがこのノート、図解をしたり、ToDoメモにしたり、日誌にしたり、ビジネス用にかなりいけるのではないでしょうか。
サイズはB5版。レイアウトは何パターンか出ていますが、オススメは5ミリ方眼の縦型やつ。最上段にタイトルや日付や通しページ番号を書き込む覧があって、1ヶ月で使い切れる32ページ構成、目に優しい水色の罫線、そして注目すべきは1ページを4つの象限に分割する縦横2本の赤いライン。この4分割というのが、大人が使う場合のポイントになりそうです。しかも、安い。
学習ノートはもちろん大人でも使えるわけですが(ジャポニカはさすがに無理がありますが)、ビジネスでの使用を考えた場合、以前紹介したコクヨとかナカバヤシとかより、こちらのショウワの方が数段上という感じです。ただ店頭で見かけることが少ないのが難点。何も東大などと謳わなくていいから、定番品として永く安定供給していただきたいノートです。
ちなみにこのノート、Amazonでも扱っているようですが、カテゴリーは「おもちゃ」なんですね。
新しくなった銀座三越が人気のようです。
そこに、事務所の近所にある大森で一番美味いと思われる焼肉店が洋食屋を出店したというので、ぜひ行ってみたいと思っていたら、「今はてんてこ舞いだからしばらくは行かない方がいい」とのことでした。
この三越銀座店、行った人の話によると「デパ地下としては最強」とのことですので、とにかく機会があったら覗いてみたいと思います。
で、お土産にいただいたのが「グリル梵」の「極上ビーフヘレカツサンド」。大阪が本店の洋食店で、東京には東銀座に支店があり、演舞場や歌舞伎の観劇などの際に重宝されているという話は聞いていたのですが、食べるのは初めて。何でも銀座三越デパ地下に出店していたそうです。
揚げ物はなるべく避けたい年齢なのですが、意外にあっさりしていてワイン片手にちょこっとつまむのに適。ただし半人前4切1,000円ということで、値段も極上です。
9月も今日で終わり。
今月、国内の空気を一変させた出来事といえば、やはり尖閣諸島周辺海域での中国漁船の衝突事件でしょう。
現政権の外交・国防に対する能力や見識が問われている出来事でもありますが、このようなときにオススメの本が、「日本人のための戦略的思考入門(孫崎亨・祥伝社新書)」。
尖閣諸島についても、今回の事件を予言するかのごとく、以下のように述べられています。
・日米安保条約第5条は、尖閣諸島に適用される。
・尖閣の主権は係争中であり、米国は主権問題には中立である。
・尖閣が侵略された場合、米軍は自動的には関与せず、米議会の承認を待つ。
・条約上は、島嶼部の防衛は日米共同ではなく日本単独の役割である。
・もし中国が尖閣を侵略し自衛隊が防衛に成功すれば、米国は参戦するまでもない。
・もし中国が尖閣を侵略し自衛隊が防衛に失敗すれば、尖閣は中国領になるので、安保条約は適用されず、米国は参戦しない。
「つまり、自衛隊が勝っても負けても、米軍は出る必要がない。見事ではないか。」
ということのようです。
「米国が実際に約束していることと、米国が日本に与えている印象とは明らかに違う。対米追従論者は約束ではなく、印象を拠り所にしている。しかし、米国はしたたかに計算している。自分の利益であれば、同盟を盾に日本を動かす。自分の利益に反すれば、巧妙に身を避ける。当然である。」
という米国の行動原理を、わが国の国民は理解する必要があります。
同じ著者の「日米同盟の正体(講談社現代新書)」とともに、必読の書といえるでしょう。
毎年8月になると、どうしても先の戦争がらみの小説に手を出してしまいます。今年は「永遠の0」(講談社文庫)。
タイトルの「0」とは旧日本軍の零式艦上戦闘機、いわゆるゼロ戦のことで、そのパイロットだった祖父の生き様を調べるため、孫達が生き残った元軍人達を尋ね歩くというお話し。
現代と過去が交錯するストーリーはきれいに収束し、プロローグと対をなすエピローグも効果的な余韻を残します。戦友たちの語る過去の戦場の話に重みがあるだけに、現代の主人公達の私的なエピソードがちょっと陳腐に感じられるのが難点ですが、この時期に読むにはオススメでしょう。
iPadを使うようになってから、ネットサーフィンはもっぱらiPad。何しろ秒速起動ですからね。それまで使っていたVAIO-Pは、スイッチすら入れていません。
前回、「税務通信データベース」のサイトのことを書きましたが、他にも便利な使い方はないかと模索していたときに登場したのが、ロゴヴィスタのiPad版「電子法令検索」。法律を扱う仕事に携わる人にとって、これはまさにキラーアプリケーション。
詳細は「電子法令検索 iPad」で検索していただくとして、これが無料とはうれしいです。
さすがに通達とまではいきませんが、税務関係も本法・政令・省令と入っており、出先で条文を参照するときには重宝しそうです。ただし、例えば耐用年数省令など、年数や償却率が算用数字ではなく漢字表示でやや見にくいのが強いていえば難点かもしれませんが、あの膨大な法令を薄い端末に入れて携帯できるメリットに比べれば、そんなのは些細なこと。
とにかくオススメであります。
国内でiPadが発売されてから、ブログ等では使い始めた方々のファーストインプレッションの投稿が溢れています。本日も早々と電車の中で立ったままiPadをいじっているサラリーマン風の人を見かけましたが、その光景が面白い。要はやたらと液晶面を指で擦っているので、端から見ていると、「ちょっと画面が汚れたくらいでそんなに頻繁に指で拭くなよー、神経質な奴だなー」と、その奇異な指の動きがとても目立っておるわけです。
もちろん本人は汚れを気にしているわけではなく、液晶モニター上のアイコンやボタンをタップしたりドラッグしたり、いろいろ操作しているだけなのですが、そうとは知らぬ人からすると「ガラス面をやたらとコチョコチョ拭いている変な人」に見えてしまうわけですね。もちろんiPadのようなデバイスが普及すれば、そのような動きも認知されてくるのでしょうけれど。
さて、私もiPadを手に入れてから少しだけ使ってみたので、その感想を書いてみたいと思います。ただし、ここは一応税理士のブログなので、税務関係業務の面から、ということで。
まずやってみたのは、インターネットで税務情報誌の定番「週刊税務通信」発行元の税務研究会のサイトへアクセスしたこと。ここから、契約している有料の「税務通信データベース」へ入ってみました。
接続はまったく問題なし。驚くのは接続までの時間です。電源を入れてからデータベースへログインするまで、わずか10秒ちょっと。ノートPCではこうはいかないでしょう。この軽快さは病みつきになりそうです。(ちなみにWi-Fi接続)
Safariというブラウザーのためか周辺部のレイアウトが僅かに崩れますが、コンテンツの中身には全く影響ありません。iPadはPCと違って縦長で表示できるので、本文が見やすいことこの上なし。字が小さいと感じたら二本の指でピンチアウトをすればスムースに拡大可能。このあたりの使い勝手は凄いです。
このデータベースは約10年分の週刊税務通信のバックナンバーにも瞬時にアクセスできます。各種税法や通達なども入っているので、外出時はiPadさえ持っていけば、分厚い2冊組の税務六法をそのまま持ち出したも同然というわけで、これは便利であります。